ピッグ夢ファームでの主な一日のお仕事をご紹介致します。
※内容はとある日の一例になります。週・月単位や季節によって行う作業は多少異なります。

① 給餌・給水

豚の成長に合わせた配合飼料を与えています。
配合飼料の主食は粉末のとうもろこし・米・大豆・小麦を混ぜ合わせた餌を食べさせています。餌については、時間により自動で飼料搬送する給餌機(きゅうじき)や計量ホッパーによる制限給餌を導入しています。
飲み水はすべて自動給水機が導入してありますので、いつでも飲み水は確保しております。飲み水は井戸水を利用しており、給水前に有害な鉄やマンガン等を浄水器で除去して給水しております。

② 種付け

種付けは豚肉生産の最初の工程です。発情行動、粘液、背圧反応などを細かくチェックし、発情期の雌豚を見極めます。
人工授精により種付けを行い、受精卵が無事着床すれば交配後114日~116日の妊娠期間を経て出産にいたります。
母豚が安全順調に出産を迎えられるよう、母豚の体調を適切に管理しております。

③ 豚舎掃除

定期的な豚舎洗浄を行います。豚は非常にデリケートな動物のため、健康をおびやかす病原体の侵入阻止・排除は日頃から大切です。
豚舎掃除以外にも、人や車両の出入り・飼料や水への排泄物の混入防止なども徹底しています。オールイン・オールアウト方式により、豚を一旦外へ出し、豚舎ごとに洗浄後 乾燥・消毒を経て、再び豚を豚舎に呼び込みます。

④ 分娩のお手伝い

3週に1回、20~25頭くらいのペースで分娩を行います。
出産後1ヶ月は親豚が育て、1ヶ月したら離乳します。(離乳時には8kgになります。)分娩舎には、ガスヒーター(J.H)とコルツヒーター(赤外線)を使用しております。

⑤ 豚の移動

育成状況に応じて、豚舎間で豚移動を行います。
写真は、離乳したあとの分娩豚舎から育成豚舎への仔豚の移動になります。
まるで、幼稚園バスですねー😄(笑)

⑥ 出荷

肥育豚舎で 110kg~115kg程度まで育ったら、大型トラックで出荷します。豚さんサヨナラー😢(涙)

⑦ ワクチン注射

皆さんはワクチン接種から派生してしまうもったいない事故があるのをご存知でしょうか?意外に思うかもしれませんが、これらのトラブルは年々増加傾向にあります。豚インフルエンザ・風邪などの疾患や、流産や不妊を防ぎます。
適切な時期に適切な予防ワクチン接種も重要な作業のひとつです。

⑧ 温度調整

豚たちが健やかに育つには、新鮮な空気の提供が重要になってきます。冬は豚舎の周囲をカーテンで囲み込み、床暖房やガスヒーター(J.H)を使用し暖かく。逆に熱い時は、熱射病予防としてファンや水冷クーリングシステムを使用し、自然の風で涼しく風通しを良くします。豚たちが心地よく眠れるよう気を付けています。
写真は、育成舎の暖房と冷房の一部です。

⑨ 施設運転状況の点検

各種施設の運転状況を記録します。
施設設備の処理状況の確認と異常時の予兆をいち早く検知し処置します。

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