豚の健康を守ることが、品質の向上へつながる。

豚はストレスに弱い動物です。免疫力が低下すると、風邪を引きやすくなったり、お腹を壊してしまったりと病気にかかりやすくなってしまいます。ストレス症候群の豚の肉は疲労物質の乳酸がたまることで、柔らかく締まりがなくなり、美味しくない肉質に変わっていくのです。
「動物の健康を管理する」ということは、「食品衛生の一般的原則」すなわち、高度な飼養衛生管理を行うことを意味しています。私たちは、少しでも心身健康に生活できるよう、豚に優しい飼育環境を整えております。

温度管理

豚のストレスの要因は、飼育中寒かったり、高温高密度などの温度調整も大きな原因です。特に寒いすきま風はストレスや風邪だけでなく、肺炎や下痢などの疾患にもつながります。冬は豚舎の周囲をカーテンで囲み込み、床暖房やガスヒーター(J.H)を使用し暖かく。逆に熱い時は、熱射病予防としてファンや水冷クーリングシステムを使用し、自然の風で涼しく風通しを良くします。

周囲の飼育環境

病原体の農場への侵入防止のため人や車の出入りの規制しており、農場内での見学は原則受け付けておりません。他にも消毒の徹底(農場内では数時間毎にミスト消毒を自動散布)、害虫(ねずみ、蜘蛛、ハエ、蚊など)の駆除、新規導入豚の検疫を徹底しております。

オールイン・オールアウト方式

オールイン・オールアウトとは、導入されたすべての仔豚を出荷して豚舎を空にし、徹底的に洗浄・消毒をしてから次の仔豚を導入する方法です。豚舎ごとに洗浄、消毒してから一斉に豚を入れているため、衛生的で病気になりにくいメリットがあり、薬品の使用が軽減され、豚舎間や豚同士の水平感染を防げます。

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